19/20EPL第6節アーセナル対アストンビラ (H)

素晴らしいチームスピリットを見せてくれたが、もやっとしてしまう。そんなゲームをレビュー。

フォーメーション

サカ オーバ ペペ

セバージョス ジャカ ゲンドゥージ

コラシナツ ルイス パパ ナイルズ

レノ

ELで活躍したサカを抜擢した。ただELでは休養を与えたエジルはベンチ。このところ調子が良いとはいいがたいセバージョスをスタメンで、この前良かったエジルをベンチか…。

注目しているのはエメリが試合前に「想定よりも深く守り過ぎている」という発言をしたこと。私はてっきりエメリの指示でDFラインを下げているのかと思いきや、そうではなかったらしい。ある程度DFメンバーに任せていたってことなのか?

今回はその部分が改善されているかをチェックしたい。

ちなみに相手は433である。

試合

前半

意外とハイプレスをかけてきたアストンビラ。ある程度押し込まれるが、ルイスがロングボールで打開する。受け取ったオーバはシュートできなかったが、これから先プレイしていくうえで一本通せたのは大きいか。

さらに決定機が一回。セバージョスが時間を作り、ジャカ、コラシナツ、サカと繋がりクロスが上がる。ファーのナイルズが打ったシュートはゴールの遙か上空を通過する。早速サカの良いプレイが出た。

ただしこの後10分ごろまではうまくいかなかった。低い位置からのボール回しは停滞気味。カウンターではサイドをドリブル突破され、プレスでハメられそうな場面でも奪いきれずに展開されてしまう。

何となくペペとオーバが精彩を欠いているような…。ペペはボールロストも多いし、プレスもかけてくれない。

そこで、おそらく4231に変更したと思う。右に流れたセバージョスがチャンスを作り出している。が、ペペがイマイチということもあるし、何だか全体的に迫力不足。守備面ではジャカが高い位置をとるようになり、プレスがはまる場面も出てきている。

というところで失点。オーバが高い位置でプレスにいくがはがされ、ディフェンシブサードへ。サカとセバージョスの寄せが甘く、右サイドまで展開されるとアーリークロス。2列目からの飛び出しについていけずにエリア内で触られて失点。マークはゲンドゥージか…。でも場所的にはコラシナツが絞ってみるべきかも。

失点からはセバージョスの出番が少なくなる。代わりにサカが中央に入ってきてペペからボールを受けていた。惜しいミドルシュートが一本あり、さらにコラシナツへのスルーパスなどもあった。

一進一退。コラシナツやナイルズは良い位置まで行くが、クロスはイマイチ。そもそもDFラインを完全に破ったシーンがほぼない。相手はカウンターやビルドアップでも何度かチャンスを作っている。

そして40分ごろに事件発生。サカが中間ポジションでボールロスト。直後のジャカの守備もまずく、右に展開されそうになったところでナイルズがスライディング。これが二枚目のイエローカードになり退場。

後半

サカに代えてチェンバース。一人少なくなったため仕方ないか…。432に変更した。

何故か相手はハイプレスに来て、全体的にオープンな展開になった。冷静に回したほうがよさそうなのに。ただやはり10枚なので遅攻も速攻もうまくいかない。守備の際はサイドから攻められ、シュートを打たれる。

そんな中、57分に得点。ゲンドゥージが複数回ドリブルでチャンスを作っていた。相手右WGの寄せが甘く、ミドルゾーンからエリア内まで侵入し、相手DFに転ばされPKを獲得する。ペペが沈めて1-1。

ただ直後に失点。ゴールキックからのロブパスをチェンバースがトラップミス。ショートカウンターでジャカ、ゲンドゥージ、パパが相手に置き去りにされ中へパスを出されると、ルイスも相手に前に入られてゴールを決められる。

これで2-1になって崩れるかと心配したが、持ち直すガナーズ。ただセバージョスは囲まれてボールロストしたり…。ジャカはスペースがあり過ぎて自分の持ち味を出せていない。

一人気を吐くゲンドゥージ。左のスローインをゲンドゥージがキープ。そのまま右へ展開。チェンバースが幅を取り、セバージョス経由で再度ゲンドゥージに来ると、ミドルシュート。かなり惜しかったが、GKにはじかれてコーナー。さらにこのコーナーもパパがニアで反らして、オーバに絶好機。惜しくも入らず。

ちょっと雰囲気が上がってくる。

71分。ジャカとセバージョスに代えて、トレイラとウィロック。

ハイプレスでとったボールに対してウィロックは早速ドリブルで見せ場を作る。ラストパスは通らなかったが、その後コラシナツ、オーバと繋がり、トレイラにボックス内でのシュートチャンス。だが入らず。

不思議とハイプレスに来るアストンビラ。ロングボールがペペに出すことで前進できた。ペペがキープできなくてもトレイラが近い位置にいるので、奪い返したシーンもあった。ここから10分ぐらい攻め続けた。コラシナツのクロスからもチャンスが作り出せていたし、ウィロックのドリブルからのクロスもあった。

80分まで点が入らないまま。低い位置からのビルドアップ。ペペが引き取り逆サイドのゲンドゥージへ。得意のドリブルから逆サイドのチェンバースへロブパス。クロスは防がれるが、相手のクリアミスをチェンバースが再度奪ってループシュートで同点に持ち込む。

カメラが獲っていなかったがシュートに持ち込まれるアーセナル。しかし、レノがセーブ。低い位置からのビルドアップはうまくいかずにレノが蹴る。相手ボールになりそうだったが、ペペとオーバが追って、ウィロックでインターセプト。その後、オーバがドリブルしてペナルティアークでファールを受ける。

立っていたのはペペ、オーバ、ルイス。83分。オーバの外側から巻くフリーキックでゴール。ついに逆転!!

あとは守りながら過ごした感じだったが、危なかったのは88分。リスタートの流れでサイドを突破されてからのマイナスにクロス。シュートを放たれるが、パパが体で止める。ハンドっぽかったけど、アストンビラも一回怪しい奴を見逃してもらっているので、微妙かな。

試合を見ての感想

チームスピリット、再び

素晴らしいチームスピリットをまたもエミレーツで見ることができた。特に2失点目を取られても下を向かずに攻め続けたガナーズは立派だった。

アストンビラ…

申し訳ないけど、アストンビラって大丈夫か…。まずグダグダ感があった前半もうまく攻め切れていたとは言えないし、後半は無駄にハイプレスにきたせいで逆転されてしまうし。何だかこのままだと降格してしまいそうだな~。

変更点

この試合、前半は明らかに戦術を変更していた。そこについて…

今までより高いDFライン

プレスカンファレンスでも話していたから当たり前だが、今までよりも高いDFラインを敷いていた。その割に局面を作っても奪いに行けないDFや、何故かプレスにいかないFWなど、問題点があった。特に一死点目は高いDFラインだからこそ、DFラインとGKの間にクロスを入れられるわけだし。

エメリと選手との間でコミュニケーションが取れていないというゴシップのような記事があるが、信じてしまいそうになるほど、ちぐはぐな感じだ。

ジャカのボックストゥボックス?

この試合は433で入ったと思うが、やがて4231にフォーメーションを変更した。

その中でジャカがアンカーではなく高い位置をとっていたのに驚いた。長時間高い位置にいたため、流れの中での変更というわけではないと思う。

う~ん。ジャカにその仕事をさせるんだったら、本当にベンチで良いと思う。まあゲンドゥージよりプレスはうまいだろうけど、高い位置でボールに絡んで良いプレイをする選手じゃないし、足遅いしね。

ペペの不調

適応に時間がかかっているのはわかるけど、ぶっちゃけ、ちょっと我慢できないかな。ペペがボールを持っても全く怖さがないし、確かにドリブルは凄いけど、それが生かし切れないのだったら、意味ないしね。

別にペペ本人だけが悪いわけではなくって、ペペを活かし切れる戦術を組めてないんだろうな。…しばらくベンチでもよいんじゃないと思ったり。別に試合に出る回数が多ければよいってわけでもないだろうし。

選手採点

レノ 6点

2点とも止められる可能性はあまりなかった。でも2点取られているしな。

パパ 5.5点

2点目はひどい守備だった。やっぱりルイスとの相性が悪いのかな~。一度コーナーキックで競り勝った。

ルイス 5.5点

1点目はクロスを前でヘディングしなかった彼にも責任があると思う。2点目もあっさりと前に入られた。ビルドアップはよいけれども。

ナイルズ 5点

1点目は彼の甘いプレスが原因の一つだった。そしてレッドカードを受けた。まあレッドは微妙な判定だったけど。

コラシナツ 6.5点

珍しく良いパフォーマンスだった。前半は良い守備を見せた。後半は攻撃面で役に立っていた。

ジャカ 6点

やはり非難されながらプレイするのは難しいのか。あまり良いパフォーマンスではなかった。前半、珍しく高い位置にいることが多かったが、予想通り微妙だった。フィジカルを活かしたプレッシングは良かったが…。後半のような試合展開で輝ける選手ではない。

セバージョス 6.5点

前半は攻撃でタクトを振るい、ペペに多少のチャンスを与えた。守備はイマイチだった。後半はちょっと消えていた。

ゲンドゥージ 7.5点

間違いなく勝利の立役者だった。一点目は彼の個人技から生まれ、二点目の起点も彼だった。今日の彼はボールを持ったら何かしてくれる感さえあった。

ペペ 6点

クラブレコードで入団したドリブラーはまだ自分のスタイルを見つけられていないらしい。前半は彼の好物と思えるような場面でドリブルを仕掛けられるようにチーム全体がおぜん立てしたが、何も起こせなかった。ドリブラーとしては最高レベルだと思うが、それを活かす形を見つけなくてはならない。

サカ 6.5点

あまりボールに絡めなかった。しかし前半一番のチャンスは彼のクロスボールから生まれた。また惜しいミドルシュートもあった。

オーバ 7点

やはり疲れているのか。と思うようなパフォーマンスだった。下がって受けてボールロストしたし、何度か決定機を逃した。ただ2点目を取られた直後に一生懸命前線でプレスをかけるプレイはチームを奮い立たせた。そして最後に3点目を決め、おいしいところを全部持っていった。

チェンバース 7点

2失点目は彼のトラップミスから生まれたわけだが、それを責めるのはちょっと可哀想だ。それよりも二点目の彼の得点を褒めたい。また何度か優れたインターセプトを見せた。

トレイラ 7点

多分勝利の影の立役者。高い位置に彼をおくエメリの采配が実った初めての試合ではないか。彼がプレスをかけることで高い位置でボールを取り返すことができたし、目立たないがつなぎの場面で役に立った。

ウィロック 6.5点

良いプレイもあった。が不用意なボールロストもあった。少し試合に入り切れなかったのかな。

次節へ

相手は…

相手はユナイテッド。夢の劇場、オールドトラフォードで対戦だ。

ユナイテッドは今はボロボロ状態。マルシャルもラシュフォードも怪我して、なんとFWがいないという緊急事態だったりする。

なんでルカクを放出したんだろう。超不思議でならない。私が最初そのニュースを聞いたとき、「はいはい、ゴシップが好きだね~」って思ったのに、本当に放出になって驚いた。普通チームの最多得点者を放出するかね。

ってか、スールシャールは本当にラシュフォードをエースでやっていけると思っているのか?それよりもポグバを出して、弱くてもアグレッシブでありながら堅実なチームを作ったほうがよかったんじゃない?

まあ、そんな中注意するべきなのは新加入のジェームズ。45度からのシュートが非常にうまいため、マークにつく右SBは今までのような軽い形で行ってはならない。あとはマタやリンガードなど、隙間に入るプレイがうまい選手をちゃんと抑えれば点は入らなそう。

予想される見どころはハイプレスに来るユナイテッドの選手を、うまくビルドアップでかわせるかどうかかな?

予想フォーメーション

結構予想が難しいけど…

オーバ エジル ペペ

セバージョス ジャカ ゲンドゥージ

コラシナツ ルイス パパ チェンバース

レノ

これかな。エジルに出てほしいし。

まず4231もあり得る。が、ユナイテッドはサイドから攻めるオプションはそれほどないと思っている。ワンビサカは攻撃面は凡だし、ヤングがクロスを入れても中で合わせるプレイヤーがいないだろう。エジルに出てほしいし。

それよりも不用意なロストからショートカウンターでジェームズがボールを持つパターンが怖い。そう考えると、中央を閉めることができる4312で良いと思う。エジルに出てほしいし。

次に中盤の人選。ゲンドゥージは外したくないだろうし、4312ならエジルは欲しいと思う。セバージョスとジャカに代えてトレイラはあり得るが、ジャカはキャプテン一発目の試合で外したくないだろうし、セバージョスがいないでエジルだけっていうのも微妙か…。

最後に守備の人選。前節でレッドカードのナイルズを使う理由はないし、チェンバースのほうが守備面ではソリッドだろう。左はティアニー、 中央のホールディング、ともに出れたら使うかもしれないけど、いきなりアウェイのマンU戦で怪我明けの戦力を使わないと思う。

その他

  • ぶっちゃけ次節はスールシャールの解任をかけた試合だったりする。さっさと首になってヴェンゲルさんにその座を譲ってほしい(笑)
  • キャプテンはジャカ、オーバ、ラカ、ベジェリン、エジルに決まった。意外とオーバが入って、パパやルイスは入らなかった
  • 裏でチェルシーが復活しているそうな。リバプールに良い試合をやったり、若手が大活躍中だったり。同時にレスターも良い調子…。ぼんやりしていると今年もトップ4を逃しそう

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