19/20EPL第4節アーセナル対トッテナム (H)

惜しくも勝てなかったというべきか、負けなくてよかったというべきか、そんな試合をレビュー。

フォーメーション

オーバ ラカ ペペ

ゲンドゥージ ジャカ トレイラ

コラシナツ ルイス パパ ナイルズ

レノ


433をチョイス。予想通りのオーバ、ラカ、ペペの3トップを使ってきた。

中盤はゲンドゥージとジャカとトレイラ。トレイラは初先発で、ペペをプッシュアップするための出場かなと思われた。

トッテナムはケインとソンの2トップ。それほどトッテナムのことは知らないので適当なことは言えないが、アーセナルのビルドアップの下手さやカウンターのもろさを考えると、44でブロックを作って2トップでカウンターを見せるのは、理性的と言えるだろう。

欠点はサンチェスの右SB。正直言って中央にいても爆弾を抱えているようなものなのに、サイドにいって大丈夫なのか?

試合

前半

最初からテンションの高く、両チームとも休みなく動き続ける試合となった。

アーセナルの守りはオーバとペペが相手2CBにプレスをかけ、ラカゼットは少し下がってCMを見る形。SBまでボールを運ばれた場合はインサイドハーフのトレイラとゲンドゥージがプレスをかける。

ここまで高い位置で明確にプレスをかけるのはアーセナルとしては今季初だと思う。トッテナムも面食らったのか序盤はうまく攻められない形があった。

ただ10分ごろに失点。始まりはゴールキックからキーパーのロングキック。ケインとの競り合いにジャカとパパの二人がいくが、後ろにそらされる。このボールをソンはドリブルしてルイスを剥がしたところで、ラメラへのスルーパスを出す。彼のシュートは何とかレノが弾くが、エリクセンに詰められてゴール。

ここからは主に左サイドから攻められるアーセナル。オーバよりペペが守備が下手ということもあるが、それ以上に左SBに入ったローズがビルドアップがうまいからだろう。ローズにトレイラがプレスにいくと、出ていったスペースを突かれて後手に回るシーンがあった。しかし、逆にその場面で奪ってカウンターもある。

ただ逆にカウンターを打たれた場合はアーセナルがハイプレスをかけていることもあり、失点の匂いのあるシーンが目立った。

2失点目は40分ごろ。エリクセンのフリーキックはレノが防ぐ。しかし、その後のビルドアップでペペがボールを取られると、ナイルズがウィンクスに一対一でかわされて、ボックス内のソンへパスされる。ここでジャカが無謀なタックルをしてPKを献上する。ケインが決めて2-0になる。

何とか一点返したのはロスタイム。起点はこちらもフリーキックから。ラカゼットのフリーキックは止められるが、弾いたボールはフィフティ。ごちゃごちゃと奪い合いが続き、最終的にクリアボールをゲンドゥージが獲ってボックス内のペペへ。ペペが中に出すと、ラカが相手CBの間をドリブルで抜き、ニアハイにぶちこんで2-1にする。

後半

どちらも選手交代なしでキックオフ。

直後、ファーストチャンスがアーセナルに来る。サイドチェンジが複数回入った後に、ナイルズのクロスにラカのヘディングシュートでゴールに迫る。その後もナイルズのクロスからトレイラ->ゲンドゥージで決定機。ロリスがスーパーセーブしたため入らなかったが、いける感wが出てくる。

55分ほどまで、うまくプレスをかけるときが目立った。が、やはりトッテナムは集団としても個人としてもレベルが高く、躱される場面も。攻撃面ではペペが個人技を見せる場面が多く、またナイルズが良い守備を見せたために、前半よりもボールを持って押し込むシーンが多い。

ただスローインからラメラが持ち運び、ケインとエリクセンのワンツーであわや失点というシーンを作り出される。これが入っていたら、終わっていただろうな~(*´Д`)

さて、63分にトレイラに代えてセバージョス。早速無回転シュートをエリア外から放ち観客を沸かせる。66分にラカゼットに代えてミキ。この交代は怪我らしい。

追いついたのは70分。スローインからゲンドゥージが前に運ぶとセバージョス、ミキ、コラシナツなど周りを警戒してトッテナムの守備陣はプレスにいけなかった。そのスキを見て完璧なタイミングで飛び出したオーバに素晴らしいロブパスが来る。オーバは足の裏で触ってゴールを決める。

2-2になったエミレーツは押せ押せ。戦術的にはセバージョスが入ってボールを持てるようになったことが大きい。もしかしたらミキがいることでバランスをとる人が前線に出てきて、プレスがうまくいったこともあるかも。

ここから80分まではずっと攻めていた。最大のチャンスは78分のフリーキックからのトリックプレー。セバージョスのキックをミキが中継して裏に走るコラシナツへ出した。コラシナツが中に折り返したボールはパパが詰めてゴールネットを揺らすが、何とオフサイド!!

この後も両方にチャンスがあったが、結局2-2で痛み分けになる。

ちょっと考えてみよう

トレイラのポジション

まずこの試合、トレイラの前半のポジションは一体何だったのか?

ずっと最前線にいて、あまりボールに関与しなかった。ボックス内に入っても身長が低いため、クロスに合わせることもできない。フィジカルが強いわけではないため、密集でボールを受けることもできない。

ボックスToボックスとして使うか、アンカーとして使うかは置いといても、ちょっとひどかったように思える。あれならセバージョスでよかったじゃんという人もいるが、その通りだと思う。

多分原因はエメリからの指示をトレイラが間違って受け取っていたからじゃないかな?トッテナムのフォーメーションが予想外で、トレイラがその状況で行う自分の役割を誤解していたとか…。ちょっとしっかりしていほしい。

10分間の猛攻

70分からの10分間の猛攻は素晴らしかった。エミレーツに集まったグーナーも最高の雰囲気を作った。素晴らしい。

ジャカのやらかし

さてと…やらかした。びっくりするほどやらかしたジャカ。

完全に不必要な状況でスライディングして、愚かにもPKを取られた。改めて見てもPKだし、改めて見ても不必要だった。

別に私はジャカに対しては全般的に高評価なのだ。実際に今シーズンのここまでの試合を見ても、ジャカから作り出されたチャンスはかなり多い。振り返ってみると、フィジカルを活かした守備も所々に見られる。が、今回はひどかった。彼のせいで引き分けと言われても仕方ないかな。

ミキの退団(ベテランたちの退団)

ちょっと試合から離れるが…、ミキがローマにレンタル移籍で放出となった。給料を考えると、妥当な判断、というのがファンの方々の考えだと思う。

さて、先にミキ個人の話をしよう。まず、ミキは良い選手だ。ちょこちょこミスはするが、判断力やポジショニングが良いのだろう。オーバとのコネクションもあるため、確実に良い戦力になる選手だった。ただ給料が高く、それほどの活躍ができるかと言われると微妙である。なぜこれほど高い給料をもらっているのかが不思議だが、きっと代理人がうまくやりすぎたのだろう。サッカー選手としてはもっと安い給料でプレイしているほうがよかったかもしれないね。まあ分からんけど。

次にチームとして。アーセナルコラムさんとかの記事でもあったが、ミキ、コシェルニー、モンレアルと「レギュラーとは言えないが、優秀なベテランたち」が揃って退団となってしまった。

一人一人の退団は「まあ、仕方ないか」というものだったが、よく考えると選手層が一気に薄くなったように感じる。キャプテンがいない。4バックの左SBは新戦力のみ。WGの控えは若手のみ。ちょっと大丈夫か心配になったりする。長丁場のプレミアリーグを乗り切れるだろうか?

433がアーセナルの未来か

さて、そんな中、ラカ、ペペ、オーバの3トップの解禁である。

用いた戦術はリバプールライクといってもよいだろう。これがうまく動いていたかどうかは評価の分かれるところで、いくつも危ない場面を作られていたし、結果ホームで引き分けであることを考えると、良かったとは言えないだろう。

ただ4231で3トップを使うのはリスクが高い。このブログで前にもふれたが、ペペはあまり守備をしない。そうすると必然的に433がこれからのスタンダードになっていくのだろうか?個人的には4231がベストだと思うが…。

フォーメーションに関してだが、どうして3バックを使わないのだろう。今節も前節も別に3バックでよかったように感じるが…。エメリの中で決め事でもあるのかな。

次節に向けて

今何位?

現在は5位。1位は全勝のリバプール。2位はもちろんシティ。次にクリスタルパレスとレスター、そしてアーセナルだ。

ライバルと言えるトッテナム、チェルシー、ユナイテッドは中位に沈んでいる状態だ。しかしユナイテッドはPKを二回外したこともあり、チェルシーはカンテやリュディガーが出遅れている影響がある。まあ、まだどうなるかは分からないかな。個人的にはレスターがちょっと怖い…。

次の相手は?

次はワトフォードと対戦。これといった特徴があるチームじゃなかったような。FWのィーニーはファイターとして優れている。

現在20位で監督が解任されて混迷を極めているらしい。…まあ勝利は堅いかな。

もう一つおまけに、来週からELスタート、かつ早速強敵のフランクフルトと対戦なので、ファーストイレブンをどうするかが悩ましいところではある。

予想ファーストイレブン

ジャカとトレイラは代表で怪我したらしいが、出場できないほどではないらしい。ラカも大丈夫かな。

という中で予想ファーストイレブン。

ラカ

オーバ セバージョス ペペ

ジャカ ゲンドゥージ

コラシナツ ルイス パパ ナイルズ

レノ

まあ、これが当たり前のベストイレブンだろう。これでいって負ける絵が浮かばない。ウィロックやネルソンの若手sはELで頑張ってもらうって感じ。

ただ私個人としてはトレイラ、セバージョス、エジルの中盤が見たい。少なくとも一回試してみるのが良いと思うけど…。やらないだろうな~。

選手評価

難しい選手評価…。

レノ 6.5点

難しいシーンだったのは理解できるが、1失点目でボールを弾いてしまったのは彼のミスと言われても仕方ない。そのほかのシーンは完璧だった。特にカウンターからのソンフンミンのシュートを弾いたシーンや、同じくソンフンミンが裏へ抜け出したときに飛び出したシーンなど、良いプレイを見せた。

パパ 6点

1失点目でケインに競りに行ったのは彼のミスだろう。それ以外のシーンではまずまずの対応だった。

ルイス 6.5点

1失点目でソンにあっさりとかわされたのはよくなかった。が、かなり難しいシーンであり、情状酌量の余地はあるだろう。それ以外のシーンでは全体的に良いプレイを見せた。ケインを相手にソリッドにプレイした。攻撃面でも良いパスが多く、多くの面でロングボールは正確だった。

ナイルズ 6点

1失点目はカバーが遅れた彼の責任と言えなくもない。さらに2失点目も彼がウィンクスに躱されたのも原因の一つだった。ソンに躱されるならまだしも、もう少しどうにかならんものか。

ただ他の場面は今までの試合の中でも一番良かったと思う。その分残念だ。

コラシナツ 6点

評価が難しいプレイだった。周りとの連携もあり、何回もDFラインを破った。しかし一度も得点には絡まなかった。やっとセットプレーのトリックプレーからやっとアシストをしたと思ったら、次はオフサイドだった。

守備面はどうだったって?。彼はDFじゃないから守備なんて一度もしなかったよ( ´∀` )。

ジャカ 5点

超絶やらかした。2失点目はかなりの部分が彼の責任だった。そもそも他の場面でもトラップミスしたり、ボールロストがあったり、微妙だった。ちょっと気持ちが入り過ぎていたのかね。まあ、いくつか良いパスがあったことは一応言っておく。

トレイラ 6点

あまり存在感がなかった。つまり、悪いプレイがあったわけでもなく、良いプレイがあったわけでもなかった。なぜあれほどまでにボックス内でプレイしようとしていたのかが分からない。クロスに合わせるには身長が低すぎるし、相手を背負ってプレイするのがうまいわけでもないし…。よくわからない。

ゲンドゥージ 7.5点

今シーズンはずっと良い。が、さらにこの試合では彼の長所がいかんなく発揮された。ドリブルで前に運ぶ得意のプレイには磨きがかけられ、時折見せるロングパスも素晴らしく正確だった。もちろん2点目で絶妙のアシストを決めた。おそらくウィロックがいなかった分、前目でプレイしていたからだと思う。

オーバ 7.5点

相変わらず好調だった。サイドでプレイしていても、良いプレイを見せ、何度もコラシナツへスルーパスを出した。またペペへ惜しいクロスを上げた。中央に仕事場を移すとすぐにゴールを決めた。

ラカ 7.5点

フィルミーノロールで出場した。ハイライトとなるようなプレイを上げるのは難しいが、ポストプレイでは味方と良い関係を見せた。フリーキックも惜しくも止められたが良いシュートだった。もちろん1点目は彼の素晴らしい個人技から生まれた。…そういえば2失点目は彼のプレスバックのファウルが原因だった。

ペペ 6.5点

ドリブルで存在感は見せた…が、そろそろ得点してくれよ。一応ラカゼットの得点は彼のアシストだった。

セバージョス 7点

明らかに彼が入ってからアーセナルのプレイはよくなった。良いミドルシュートもあったし、コーナーキックもよかった。1,2回ほどボールロストがあったのだけが残念だった。

ミキ 6.5点

全体的に見ると悪いプレイではなかった。しかし、サンチェスのボールロストから絶好のチャンスを逃したのが一度はあったし、その後もボックス内でのシュートチャンスをあっさりとブロックされてしまった。

その他

  • インターナショナルブレイクの内にペペがアーセナルになじむと良いね
  • エジルたんを出してほしいねん(´;ω;`)
  • ムスタフィは本当に残留しちまった。出場機会はあるのか?
  • ベジェリンが帰ってくるよ~。あんまり誰も注目していない気がするが、これでアーセナルのレベルが一段階上がるぞ

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