19/20EPL第一節アーセナル対ニューカッスル (A)

いよいよ開幕したプレミアリーグ。まずはアウェイでニューカッスル戦。

昨今はアウェイでの調子がよろしくない and 開幕戦の調子がよろしくないで、負けそうな気がしまくるグーナー。

フォーメーション

4231

オーバ

ネルソン ウィロック ミキ

ジャカ ゲンドゥージ

モンレアル ソクラティス チャンバース ナイルズ

レノ


一番可能性があると思われたチョイス。

ラカは怪我で欠場。エジルとコラシナツはあの事件の影響で欠場(早く戻ってきて(´ー`))。 新戦力組はまだフィットしていないっぽい。

CMにトレイラを入れてくる可能性もあったが、エメリはゲンドゥージのほうが上だと思っているんだろう。ファーストチョイスは今年もそっちなのかな。

ニューカッスルは442をチョイス。というより多分、相手ビルドアップの際は442。ディフェンシブサードと攻撃の際は352に変化する形。

余談だがニューカッスルはベニテス監督が退任になって、その影響でごたごたしているそうな。この日も観客によるボイコットが行われるんじゃないかと噂だったが、流石にそこまではしなかったっぽい。とは言え観客の入りは微妙。

戦術的には昨季はしっかりと守りながらもサイドから精度の良いクロスを供給して、オールドファッションなFWがヘディングする、って感じだったと思う。こう書くと何だか大したことのないチームのように思えるが、実際はクロスのタイミングが良く、そこに繋げるまでの展開がダイナミックで縦に早い規律のあるチームだったので、なかなかに手ごわかった印象がある。あとはシェルヴェイの長短のパスに注意って感じ。

このチームが新しい監督の下でどういうサッカーになったのかが注目ポイントだった。

試合開始

前半

試合開始早々、メイトランドナイルズがナイトランドメイルズと名前を間違えられるところからスタート( ´∀` )。

前半は基本的にビルドアップしようとするアーセナル VS 止めようとするニューカッスルの構図になった。相手2トップがCBとCMの4人を見る。サイドバックにボールが行くと、サイドハーフが詰める。その際CMは2トップが見る。アーセナルはこの戦術によって、なかなか前進ができない時間があった。

とは言いながらも、カウンターや個人突破でチャンスを作ったシーンが3回。

  • 右SBのナイルズが高めの位置で受けて、ドリブルで右サイドを駆け上がってからクロス。惜しくも中には合わず。
  • ビルドアップの場面でジャカからモンレアルへのロングスルーパス。最後はムヒタリアンがフィニッシュをふかしてしまう。
  • ウィロックのスライディングの守備からムヒタリアンにボールがつながり、最後はオーバのボレーシュート。

この3つは決定機に近いもので、一点は入ってもよかった。

守備時は相手の2トップの一人のアルミオンが目立っていた。しかし相手の決定機はほぼ無かった。チェンバース、ソクラティスが堅実に守備をしていたのだろう。

前半はスコアレスで終了した。

後半

ハーフタイムの交代はなし。エメリ監督が動いてくる可能性もあると思ったのだが、意外と何もせず。これは交代できるような選手がいないということなのか、今のままで十分だと思ったのか…。その両方かな(*´з`)

後半に入ってまず目立ったのはアーセナルの低い守備ライン。

ビルドアップでチャンスを作るよりもロングカウンターでチャンスを作ろうと思ったのか。それとも単純に試合展開でそうなったのかはよくわからなかった。

フォアチェックしているのに後ろがついてきていないため、相手に良い形で繋げられている面もあった。しかし、良い位置で受けたとしても、ニューカッスルはあまり前に人数をかけるチームではないため、それほど怖さがなかった。逆にアーセナルが奪ってからカウンターするほうが脅威になっていた。

58分に得点。ナイルズが相手の横パスをインターセプトして、オーバにクロスを上げると、ワントラップから冷静に流し込んでゴール。

モウリーニョも言っていたが、このオーバのプレイはワールドクラスのプレイだと思う。けど、あんまり褒めている人がいなくて寂しい。なんでアーセナルファンはオーバに対して厳しいんだろうか?

その後は前がかりに来るニューカッスル。アーセナルのラインが低いこともあり、全体的にオープンな展開になった。特に前半は全く使えなかったCMのところで前向きにボールを持てるようになる。

アーセナルはこのタイミングでもう一点ぐらい取りたかったが、新加入の選手を試してみたこともあり、あまりうまくいかなかった。

そのまま時間を使いながらタイムアップ。

試合の論点

アウェイで開幕戦で勝利。まあこれだけで十分なのだが、色々と思ったことを書いてみよう。

アーセナルの守備

この試合で特出するべき点の一つは守備面だろう。別にそれほど良かったわけではないと思うが、まずまずにソリッドだったのも事実だった。

一つの要因はカウンターを受けなかったことだと思う。この理由はよくわからない前線が体を張っていたからかもしれない。

二つめの要因はチェンバース・ソクラティス・ジャカ・ゲンドゥージの四人がソリッドだったのだろう。特にゲンドゥージはよく守備をしていた。昨季はその部分が課題と言われていたわけだが、かなりよくなっていた。

課題。サイドバックが相手のWBについて行った場合に、ジャカとゲンドゥージがサイドバックのカバーに入る場面が見られた。これはほぼ100%で行っていたように思えるので、多分決め事としてあるんだろう。

問題はそのCMがカバーに入った後のスペースをどうするかだ。もう一方のCMがカバーすると違う場所がスペースとして空く。最悪なのはサイドチェンジをされた際に誰もいなくなってしまう。

場合によってはCBが出ていってもよいと思うし、実際チェンバースが出ていった場面もあった。もしかしたらトップ下が下がってくるやり方もあるかもしれない。しかし、その場合はカウンターの一歩目が遅くなる可能性が高い。

どれも一長一短だし、場合に応じて行えばよいが、前半はその部分をアルミオンに使われてピンチになっていたように思う。

前半はこんな感じだが、後半はラインが低いことにびっくりした(後半に入ってそうなったのか、前半からそうだったのに目立ったなかった or 私が気づかなかったのかは不明)。

前述したが、フォアチェックをするのに後ろはついてきていないため、まずい場所でボールを受けられていた。あのパターンは昨季のEL決勝でのチェルシー戦でも見られた形なので大丈夫なのかが気になる。エメリからの指示だと思うのだが、修正する気はないのだろうか?

ビルドアップ

これはTwitterでも話題に上がっていたがアーセナルのビルドアップがうまくいっていないという話題だ。

バックス間で回しているだけで、前進できていない。または前進してもスピードが上がらないということだ。特に前半はそれが顕著で、見ていて退屈した人も多かったらしい。

私個人として開幕戦でもあり、3回はチャンスを作っていたため、それほど問題とは思っていない(かな(*´Д`))。

前述したが基本的に4231対442の対決となった。2トップがCMとCBの4人を見る形だ。

さて、一つのやり方としてはCMが下りて、3バックにするやり方があるだろう。相手2トップに対してこちらは3枚になるため、誰かがフリーになる。ゲンドゥージが得意とするやり方だが、今回はその方法を獲らなかった。おそらく相手にボールを取られてからカウンターを受けた際にCMのスペースが空くのを嫌がったんだと思う。チェンバースのようなボールが運べるCBがいる今だからこそ、やるべき戦術のようにも思えるが。

もう一つは一方のCMが一方のCMに非常に近づきながらも、短いパスワークでボールを散らすやり方だ。CMの二人の距離が近いと、相手2トップのポジショニングが難しくなる。近づきすぎるとスペースを空けてしまい、遠くにいると局所的な数的不利を作られてしまう。これはトレイラがよくやる。だが、ジャカもゲンドゥージもこの方法はあまり得意ではない。この二人をコンビで組ませるとこの方法が使えないというデメリットがある。トレイラは守備面ばかりがピックアップされるが、本当はこの方法が使えるようになることが、アーセナルにとってプラスなんだと思う。

次にCBからロングボールを与えるやり方だ。今回はラカとは異なりオーバは下がって受けるタイプではないため、あまりグラウンダーのボールは入らなかった。また空中のボールから裏に抜け出すようなプレイもできると思うが、うまくいっていなかった。他チームだがファンダイクが得意とするプレイだ。チェンバースがうまくできると期待してプレシーズンから見ているのだが、どうやら蹴れないらしい。ただダビドルイスは大得意なので、本来のラカゼットがトップ、オーバがウイング、CBがルイスとなった場合、そういったボールで一気に膠着を打開することができるだろう。楽しみだ。

最後にエジルがトップ下に入った場合。この場合はビルドアップ時にエジルが下がってくると、相手2枚に対して3枚で運べるため前進できる。しかし、エジルが下がってくるのが本当によいのかは考える必要がある。昨季はエジルが低い位置でボールを受けることが多くて、ファイナルサードでの貢献が少なく、結果として彼のクリエイティビティを存分に発揮できたシーズンとは言い難かった。今季はどうするのかが興味深い。

じゃあこの試合でのアーセナルはどうしていたかというと、基本的にサイドからビルドアップしていた。SBがボールを持ち、WGは中でボールをもらう。CMは横。時々FWがWGが空けたスペースに走り込んでいた。この方法はうまくいく回数が少なかった。成功率は30%ぐらいかな。

こんな風にいくつかのパターンを出せるわけだ。見てもらえばわかるようにピッチにいる選手によって得意とするプレイが違うため、ビルドアップの際のプレイも変化する。次節からはそこらへんも注目ポイントかな。

選手採点

偉そうに採点してみよう。

レノ 7点

それほどやることがなかったのは事実。しかし、いくつかの良い飛び出し、クロスに対する反応、つなぎのうまさ、など彼が私たちの正GKであることを確信するのに十分なパフォーマンスを見せた。

ソクラティス 6.5点

別に悪かったわけではない。ただビルドアップでの貢献はあまりなかった。いつも通りソリッドだった。イエローカードをもらわなかったのもよかった

チェンバース 6.5点

グッドなパフォーマンス。ミスはなく、多少はビルドアップも貢献した。

モンレアル 6.5点

いつものモンレアルだった。つまりいるのかいないのか分からなかった。一度ジャカからのクレバーなパスをミキに繋げた。ティアニーがいる中でどれほど出番があるか分からないが、彼のレベルの控えがいることは財産である

ナイルズ 7.5点

唯一のアシストをした。また前半にもドリブル突破からチャンスを作った。そういう面は良かったが、相変わらず守備面では少し課題を持ち、何度か裏を取られた。ビルドアップの際に彼が出したボールは相手にさえぎられることが多かった。

ジャカ 6.5点

いつものジャカだった。つまり見ているファンを凍えさせるようなパスミスを何度も行い、相手DFを試すようなロングレンジの素晴らしいパスを出した。守備面ではカバーをよくしていたが、いくらか鈍重であるのも今まで通りだった。

ゲンドゥージ 7点

トレイラを出す可能性もあると思われたが、エメリが贔屓する彼は今日も先発を勝ち取った。そしてその価値が自分にあることを証明した。課題だった守備面は向上し、彼の長所であるドリブルからのパスは正確性を増した。ただ問題はそのパスからチャンスが生まれるシーンはあまり多くなかった。これは彼の問題なのかチームの問題なのかを考える必要がある

ウィロック 6点

このヤングガナーズは素晴らしいプレシーズンを過ごしたわけだが、結局は期待外れなのかもしれない。いくつかの素晴らしいドリブルはあったものの、それだけだったように思える。さらにクロスに対してエリア内に入るタイミングを二度も逃した。もちろんこの試合だけで判断するのは早いし、私の判断が間違っている可能性も高い。何よりトップ下で先発したがCMが彼の本来のポジションなのかもしれない。

ネルソン 6.5点

前半の序盤は気を使って、ミキとウィロックのためのスペースを空けていたように思える。結果として彼はライン際の狭苦しい場所で可能性のない縦パスを受けるだけになってしまった。徐々に改善し、彼本来の力。すなわち足元でボールを受けながら、素晴らしいトラップ、判断の速いショートパスでリズムを作る力。そして素晴らしいドリブルができることを示した。あとは相手にとって嫌な位置でボールを受けるようなオフザボールの動きをもう少し勉強する必要がある

ムヒタリアン 7点

いくつかのパスミスと前半のアホみたいなシュートミスに目を瞑るとよいパフォーマンスだった。カウンターの際にいつもいるべきところにいて、彼のベストパートナーであるオバミヤンに素晴らしいパスを供給した。あとはラストパスがつながれば良いね。

オバミヤン 8点

プレシーズンからの好調を継続した。得点シーンでは素晴らしいトラップからの冷静なフィニッシュだった。その他にも彼の動きにニューカッスルのDFが付いてこれていたとは言い難い。裏抜けを長所とするチームで唯一の選手だと思うので、今シーズンもよく使われるだろうが、昨季もそうだったがエメリがラカゼットと彼をどう使うかが興味深い。

セバージョス 6点

大丈夫かなと心配させるパフォーマンスだった。いくつかオシャレなプレイをしたが、それだけだった。ちょっとだけ昨季のスアレスを思い出した。さすがにあそこまでひどくはならないだろうけど…

ペペ 採点なし

ほぼ何かをする時間はなかった。少なくともスペースでボールをもらいたがるプレイヤーではないらしい。

マルティネッリ 採点なし

なぜ出場したのかよくわからなかった。ほぼ何かをする時間はなかった。

次節に向けて課題とか何とか

上で述べた課題はともかく、次節に向けた展望を述べてみよう

エジル & コラシナツ

何だかよくわからない事件で欠場だった二人。ギャングに狙われているとか何とか。

早い解決を望む!

スターティングイレブン

というところで、まだ二人が戻っていない体でスターティングを考える。

次節はバーンリー戦。バーンリーはたぶん442で来るでしょう。印象としては守備的で1点を守り切るチーム。

おそらく攻め続けるアーセナルと守り続けるバーンリーと予想され、固いバーンリーのディフェンスをアーセナルが崩し切れるかがポイントになりそう。ただ昨今の対戦成績は非常に良いらしい。かつホームでのプレイということもあり、勝利が濃厚な試合ではある。

そんな状態なのにジャカが使えないため、ビルドアップに不安が残る。バック4にダビドルイスを入れて、より前に進みやすくすることが予想できる。CMはゲンドゥージとトレイラが一番可能性が高いが、この二人を2ボランチで起用した記憶がない気がする。セバージョスを使ってもよいけど…でもやっぱりこれかな。このタイミングでトレイラを使わないのはチームの序列を気にするエメリ監督からしてないかな。ゲンドゥージは良かったから外したくないだろうし。

アタッカーのうち、ラカ、オーバ、ミキは出ると思う。ミキが外れる可能性がなくはないが、ミキも開幕節よかったし、エメリは周りの人々よりもミキの能力を買っていると思う。

あと一人はペペかウィロックかセバージョスかネルソンになる。開幕節のパフォを見る限りだとネルソンを使いたくなる。が、ミキをトップ下で使うよりもワイドで使いたいため、セバージョスがトップ下かなと思う。

長いシーズンを考えると、エジルがいないうちにセバージョスがトップ下で何ができるかを見るのは良いことだ。特にバーンリーみたいな強烈な個性を持つチーム相手にスペインのテクニシャンが何をするかを見るのはよいと思う。

まとめ

まあ何はともあれ勝利してよかった。ネルソンは使い方によっては面白い若者だと思うけど、ミキのほうが能力は上だと思うからどうなるかな。

相手側だがニューカッスルはちょっと難しそう。何となくだが全体的にやる気が感じられない。1点差でアーセナルの守備陣のことを考えると十分可能性がありそうなのに、なぜか全然怖さがなかった。

他のチームは大体予想通りの結果になったけど、チェルシーはユナイテッドに4-0でボコられた。

ユナイテッドはマグワイヤとワンビサカの補強が素晴らしかったともいえるが、戦術レベル、完成度ではそれほど変わらないのにボロ負けしたところにチェルシーのひどさを感じる。

まあランパードが子飼いの若者を開幕戦のビックゲームで先発起用するなんて馬鹿げたことをしたのも敗因だと思う。エメリがそういうことをしないことを祈っている。

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